大阪府に8月2日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う4度目の「緊急事態宣言」が発出された。通天閣（大阪市浪速区）では同日、府独自の指標「大阪モデル」の赤信号（警戒）を表す赤色の点灯を始めた。

　赤色ライトアップは、これまでと同様、大阪府からの依頼に通天閣を運営する通天閣観光（同）が応じて実施。東面に設置している普段は時計表示のLEDビジョンには、府のキャラクター「もずやん」の泣き顔を映し出す。ライトアップ時間は大阪市内飲食店舗への営業時間短縮要請を鑑み20時までとする。期間は今月8日まで。

　通天閣観光の高井隆光社長は「（通天閣には）7月に2万人が来てくれて、これから上向くと思っていた矢先。コロナ禍前の8月は12万人のお客さんが訪れて、年間を通して1番多い月だったので期待していた。（緊急事態宣言は）思っていたより早かった」と話した。