近鉄バス（東大阪市）は7月10日、大阪の中心地を観光目的で巡る大阪初の2階建てオープンデッキバス「OSAKA SKY VISTA」の運行を開始する。

天井がないオープンデッキバス

　2階客席の上部が吹き抜け構造になっている同バスは、三菱ふそう製の既存バス1台を約2,300万円かけて改造したもの。席数は42席（運転席・1階席・ガイド席除く）。運行中はバスガイドが観光案内も行う。愛称は近畿日本鉄道が1960年に日本で始めて導入した2階建てバス「ビスタコーチ」から。

　近鉄高速バスセンター（大阪上本町駅2階）が乗車場で、運行区間は大阪歴史博物館～大阪城～大阪市中央公会堂～御堂筋～道頓堀～谷町～日本橋でんでんタウン～通天閣～あべのハルカス～四天王寺の大阪の中心地を巡って車中から見学し、ハルカスまたは同バスセンターで降車する。

　乗車券の販売は、近鉄高速バスセンター（TEL 06-6772-1631）などで事前予約制（席指定）。当日空席があれば乗車場でも販売する。運賃は、大人＝2,000円、小児＝1,000円。3歳以下は利用不可。

　運行時刻は9時、11時10分、14時、16時10分の1日4便。所要時間は近鉄高速バスセンターまで約80分（ハルカスまで約60分）。水曜運休。降雨時は原則運休。