大阪の風景を題材にした切り絵作家・酒井南斎さんの作品を展示する「南斎 切り絵展」が3月29日、阿倍野の銭湯「湯処（ゆどころ）あべの橋」（大阪市阿倍野区阿倍野筋1）で始まる。

切り絵作家 酒井南斎さんの作品

　酒井さんは定年退職後の2015（平成27）年、切り絵の制作を開始。もともとは写真撮影が趣味だったが、神戸の美術館を訪れた際に神戸の街を題材にした版画を見た時に、これを大阪の風景を切り絵でできないかとひらめいたという。それからは、大阪で行われるさまざまな美術コンクールに出品して数々の賞を受賞している。

　同展では、あべのハルカス、通天閣、天王寺公園など大阪の風景を題材にした切り絵を中心に約20点をロビーに展示するほか、ポストカードを販売する。

　営業時間は15時～23時。木曜定休。入浴料は大人（高校生以上）＝490円ほか。4月26日まで。