今年7月に100周年を迎える通天閣（大阪市浪速区恵美須東1）で金環日食が観察できる5月21日、早朝に臨時オープンする。東京スカイツリーが開業する翌22日には記念企画を行う。19日、急きょ決定した。

通天閣展望台から東方面への眺め

　同地では6時17分に日食が始まり、日食最大時間は7時30分で日食の終了は8時55分。同塔では6時～9時に臨時オープン（売店などは除く）。高さ91メートルの展望台（5階）から金環日食を観察できるようにする。東方面は天王寺動物園が隣接するなど見渡しやすい。先着60人に日食グラス、9時までの来場客全員に通天閣乃水（通天閣ロボバージョン）を進呈する。

　翌22日は東京スカイツリーの開業日。記念して入場料が無料になる企画を当日限り実施。名前の中に「東」「京」「空」「木」のうち、いずれか1文字入っている来場客（証明書）で、尚且つ東京スカイツリーの高さ634メートルにちなみ、振った出目が「6」「3」「4」の場合は無料にする。

　先日、東京スカイツリーを視察してきたという高井隆光副社長は「通天閣の6倍以上の高さで規模がすごかった。でも面白さでは負けない」と意気込む。

　営業時間は9時～21時（21日のみ6時～）。展望料金は、大人＝600円、大学生＝500円、中高生＝400円、小人＝300円。