天王寺公園（大阪市天王寺区）が12月2日、大部分が整備工事に入るのに合わせて期間限定の無料開放を始めた。

バラのアーチは入場可

　同園は1990年から入園料が有料（昨日まで大人＝150円、小人＝80円）だった。8月から日本庭園「慶沢園」が整備工事に入っているほか、天王寺ゲート側の水上ステージ、沈床花壇があるエントランスエリア（一部）も工事に入り、立ち入り禁止エリアになる。

　同園はエントランスエリア（約2万5000平方メート）、バス駐車場（約1160平方メートル）、茶臼山北東部エリア（約5400平方メートル）を管理・運営する事業予定者を公募し、近畿日本鉄道に選定。事業期間は来年10月1日から20年間の予定。近鉄側から、エントランスエリアに芝生広場（約7000平方メートル）、フットサルコート、コンビニエンスストアなどの施設案や朝ヨガ、ランニング教室、パブリックビューイングなどのソフト事業案が出ている。

　天王寺動物園、大阪市立美術館、夜間に開催中のイルミネーションイベント「あべの・天王寺イルミナージュ」は、公園の無料開放期間も有料。

　開園時間は9時30分～17時。月曜休園（祝日の場合は翌平日）、無料開放は来年3月31日まで。