天王寺動物園で冬至の日、アジアゾウ「春子」にカボチャのプレゼント

カボチャをたいらげるアジアゾウの春子

カボチャをたいらげるアジアゾウの春子

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 天王寺動物園(大阪市天王寺区茶臼山町)で冬至の12月22日、日本で2番目に長生きのアジアゾウ「春子」(雌、推定65歳)にカボチャが贈られた。

アジアゾウ「春子」

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 同園で一番高齢の春子に「冬至の日にカボチャを食べると風邪をひかない」の古くからの言い伝えから、風邪をひかずに長生きしてほしいと願いを込めて数年前から実施している。

 春子は1950(昭和25)年にタイ王国から来園。当時は戦後の焼け野原が残っていた大阪で希望の星のような存在だったという。現在高齢のため、右目が老人性白内障で見えないと推測され、左目も白内障の兆候がある。

 当日は多くの観覧客が見守る中、飼育スタッフから蒸したカボチャが贈られた。春子がたいらげると観覧客から拍手が送られた。

 飼育スタッフは「昔の映像と比べると動きがゆっくりになっている」などと話し、「来年は天王寺動物園が99周年を迎える。春子さん元気にしているかなとまた来てもらえたら」と期待を寄せる。

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