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新世界市場でキャラ「おっさん」活用-現代版「わらしべ長者」も

岡内さんと自身が手掛けた「おっさん」

岡内さんと自身が手掛けた「おっさん」

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 通天閣近くの商店街「新世界市場」(大阪市浪速区恵美須東1)で現在、昨年12月に誕生したキャラクター「おっさん」を使った情報発信などで街おこしが行われている。

さまざまな場所に出没する「おっさん」

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 「おっさん」は昨年5月、新世界一帯で催されたアートイベント「ツムテンカク」の一環でアート作品の展示やパレードなどを行った「セルフ祭」の副代表の岡内ゆりさんが手作りしたキャラクター。市場の店などを「おっさん」と一緒に写真に収め、フェイスブックページにアップして紹介している。

 同商店街は昭和40年代までにぎわっていたが、現在は約50店のうち半数以上が閉まっている「シャッター街」になっている。セルフ祭のメンバーは、昨年11月に電通の若手クリエーターがそれぞれの店のポスターを制作するなど商店街に人を呼び込む活動を行っている。

 メンバーは、使っていなかった店を改装して無料休憩所などで活用する「いちばギャラリー」を運営。先月には週末限定で夜カフェも始めた。

 岡内さんは、「おっさん」をもちに見立てた「おもちくん」も制作。街おこしの手段として、さまざまな物を交換していくことで金持ちになっていく昔話「わらしべ長者」のように「おもちくん」と交換していき、「壊れているシャッターを直す」などを目標にしている。

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