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通天閣前で岸和田の「だんじり」曳行-東日本大震災の被災地応援で

通天閣前で「だんじり」曳行

通天閣前で「だんじり」曳行

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 新世界・通天閣本通商店街(大阪市浪速区恵美須東1)で10月20日、岸和田のだんじりを曳行(えいこう)するイベントが開かれた。主催は一般社団法人「被災地応援だんじり曳行プロジェクト」(岸和田市)。

通天閣前でだんじり曳行

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 当日は、同商店街に高さ約3メートルのだんじりが登場。多くの見物客が見守る中、約100メートルをゆっくりと曳行させた。併せて、和太鼓などの演奏も。

 同プロジェクトは、「曳き綱を絆に」をスローガンに東日本大震災の被災地応援が目的。震災で校舎が流されるという甚大な被害に遭った石巻市立女子商業高校の生徒たちが、姉妹校である岸和田市立産業高校や同校同窓会による復興支援に対し、「お礼がしたい」と修学旅行先として岸和田を訪れた際に「動くだんじりを見てみたい」との声があったのが立ち上げたきっかけという。

 だんじりは半年をかけ全国各都市を巡り北上。各地で地域の人々とだんじりを曳くイベントを開催して義援金を募る。各都市間の移動は道路使用許可の関係でだんじりをトラックに積んで行う。大阪では今回の通天閣前のみで「大阪のシンボル的な新世界でだんじりを披露したい」との思いから新世界町会連合会に打診して実現した。来年3月に被災地の宮城県名取市に到着し、だんじりを寄贈する予定。毎年だんじりを使った祭りも行うという。

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