大阪で路面電車を運行する阪堺電気軌道(阪堺電車)が所有する国内現役最古の電車、モ161形車のトップナンバー「モ161号車」が春の大型連休中、一般車両と共に運行する。4月18日、同社が発表した。
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モ161形車は、1928(昭和3)年に製造された車両。モ161号は昭和40年代ごろの姿に復元した車両で主に貸切電車として運用しており、昨年3月から実施した「モ161号大規模修繕工事」のクラウドファンディングにより、9月に修繕が完成した。クラウドファンティングでは、目標金額の748万円を大幅に上回る1,398万7,000円が878人から集まった。
運行期間は4月29日~5月5日の予定。運行区間は天王寺駅前・恵美須町~浜寺駅前間(全線)。モ161形車(モ161号含む)の電車位置情報は、南海アプリで確認できる。