天王寺動物園(大阪市天王寺区)で3月22日、昨年11月25日に生まれたホッキョクグマの赤ちゃん「ホウちゃん」(雌)が報道陣にお披露目された。
ホッキョクグマ舎放飼場はホウちゃんの安全のため、プールの水を抜き、陸地から落ちてもけがをしないように枝葉を敷き詰めた。報道陣の前に姿を現したイッちゃんとホウちゃんはじゃれ合ったり、授乳したりするなど、仲むつまじい様子を見せた。
名前は、父親である「ゴーゴ」(よこはま動物園ズーラシアに貸し出し中)と母親である「イッちゃん」を寄贈した蓬莱(浪速区)からの提案で同園が決定した。「ホウちゃん」は今月23日から、放飼場でイッちゃんとともに公開する予定。ホッキョクグマ親子の体調管理のため、当面の間は15時には獣舎に収容する。
3月23日~4月9日の春休みシーズンの入園は、入園可能な日時を指定した事前予約制(チケットの事前購入)。混雑が予想されるホッキョクグマ舎前は、「係員の誘導に従って、一方通行で立ち止まらず観覧いただくことになる」という。
開園時間は9時30分~17時。入園料は、大人=500円、小中学生=200円ほか。月曜休園(休日の場合は翌平日休園)。