
通天閣(大阪市浪速区)は5月1日、窓面に「明けない夜はない」「マスクの下は笑顔で」のメッセージを掲出した。
同塔は4月9日から、新型コロナウイルスの影響で展望台の臨時休業している(地下の食品フロアは営業中)。通天閣が立つ新世界は、毎年ゴールデンウイーク中に多くの観光客が訪れるが今年は閑散としている。
同塔を運営する通天閣観光の高井隆光社長は「非常事態宣言が延びるかも知れない、先行きが不安な日々の中、皆さんの気持ちが前向きになれるように」と掲出した理由を明かし、「地域の皆さん、大阪の皆さんと『明けない夜はない』という言葉を信じて耐えしのぎ、『マスクの下は笑顔で』を忘れずに前向きに一緒に頑張っていきたい」と呼び掛けた。
同塔は現在、夜間に行っているライトアップを、医療従事者に感謝の意を表すのを目的に青色で行っている。