日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)で6月24日、「阿倍野神輿(みこし)」が巡行するイベントが開かれた。
阿倍王子神社(同区)の「阿倍野神輿」は、昨年の秋祭りで10数年ぶりに復活。今回はハルカスを運営する近鉄不動産と同社が、大阪一円を見渡せる展望台から大阪の厄よけと運気上昇を祈願する目的で企画した。
当日は、同区在住の今年厄年の男性を中心に約50人が参加。大きな掛け声を出しながらみこしを担いでハルカス内を巡行した後、展望台「ハルカス300」に登場して大阪締めも行った。
阿倍王子神社の長谷川裕高宮司は「先日の大阪北部地震で5名の方が亡くなっているので、ご冥福とこれ以上被害が広がらないように、また夏を迎えるにあたって災いや病気が無いようにとお払いしました」と話す。