天王寺動物園がエンリッチメント大賞 動物の環境を豊かにする試みを評価

天王寺動物園のホッキョクグマ親子(バフィン、モモ)

天王寺動物園のホッキョクグマ親子(バフィン、モモ)

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 市民ZOOネットワーク(東京都杉並区)は11月6日、動物園・水族館の取り組みを表彰する「エンリッチメント大賞2015」の大賞に天王寺動物園(大阪市天王寺区)などを選んだと発表した。

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 エンリッチメント大賞は、動物園・水族館に対する社会的な意識を高め環境エンリッチメント(飼育動物たちの環境を豊かにするさまざまな工夫、試み)を推進するために2002年に始めた。今年は42通(33件の取り組み)の応募があり、1次審査を通過した10件の取り組みを同ネットワークのスタッフが現地調査を行って審査。大賞には天王寺動物園のほか、上野動物園(東京都台東区)が選ばれた。

 天王寺動物園の大賞は「多様な動物種での環境エンリッチメント」として評価された。審査委員は「ホッキョクグマを季節によって展示時間や餌の量を変化されたことなどで繁殖に成功、クロサイは目隠しや餌の設置方法の工夫で行動の脱化に成功、コビトマングースの採食行動を引き出している工夫」などを評価したという。

 市民ZOOネットワークは、「動物園を通して人と動物の関係を考える」をテーマに2001年から本格的に活動を始めた。エンリッチメント大賞の企画・運営やセミナー、ワークショップ開催などの活動を展開している。運営はボランティアで賄われている。

 天王寺動物園の牧慎一郎園長は「地道な取り組みの積み重ねが評価された。クロサイのトレーニングはすごい。いろんな担当者がチャレンジしてくれたことが認められて喜ばしい」と話し、「さらに努力して動物の幸せのことを考えていきたい」と意気込む。

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