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天王寺公園で「真田幸村博」プレイベント-歴史ファンでにぎわう

戦国武将が天王寺公園に集結

戦国武将が天王寺公園に集結

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 天王寺公園(大阪市天王寺区)で5月4日、大坂の陣400年記念「天王寺 真田幸村博」プレイベントが開かれ、多くの客が訪れた。

「豊臣軍」と「徳川軍」に分かれた演舞合戦

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 天王寺区が今年から来年にかけてさまざまなイベントを展開する幸村博。真田山公園で11月1日・2日(冬の陣)と来年5月ごろ(夏の陣)にコアイベント、天王寺公園で来年10月ごろにファイナルイベントを予定する。

 プレイベントでは、戦国武将に扮(ふん)して「豊臣軍」対「徳川軍」に分かれて行う演武合戦、武将行列などや、真田家14代目の真田徹さんと歴史アイドルの小栗さくらさんのトークショー、戦国系音楽アーティストのライブなどを展開。声優の保志総一朗さんが出演した「戦国BASARA4」スペシャルステージ、道頓堀プロレスの「戦国プロレス」など有料イベントも行われた。戦国武将に扮した人は約80人で、戦国系のコスプレーヤーも多数参加した。

 会場には、「戦国IXA」(スクウェア・エニックス)」「戦国BASARA4(カプコン)」「戦国無双4」(コーエーテクモゲームス)」のほか、同イベントの公式グッズや戦国グッズのブース、区内の飲食店など計31店が出店。自衛隊による特殊車両の展示も。

 今回のイベントに同園でかつてないほどの入場者数(集計中)があったようで、当日券を求める長蛇の列ができ、約1時間待ちも発生するなどにぎわった。コスプレーヤーや戦国武将に扮した人など他府県から参加した人も多かった。

 同イベントの委員長も務める天王寺の水谷翔太区長は「都心部でこのような大規模な歴史イベントは初めてと聞いた。ステージで聞いたら7割ぐらいが区外から来た人で、外の人に歴史の街・天王寺をPRできた。今年と来年にかけて歴史の街として定着するまでひたすらにやっていく」と話した。「出だしで失敗できなかったので、順調な滑り出しだった。歴史のイベントは講演など堅いイメージなりがちだが、若い人を集めるにはサブカルチャーはキーワードになる。新しい時代を作っていく前向きなイベントにしたい」とも。

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