地下鉄・昭和町駅周辺で昭和の日の4月29日、昭和をテーマにしたイベント「どっぷり昭和町」が開かれた。

リングを飛び出して場外乱闘も

　2006年から毎年4月29日に開かれる恒例イベント。9回目となる今回は初めて当日に雨が降る悪天候で、桃ヶ池公園や阪南中公園など屋外の飲食ブースがほぼ中止になり、ライブを近隣の飲食店、子ども向けの遊びを幼稚園に会場変更するなどして対応した。

　文の里商店街では、桃ヶ池公園で無料興行を行う予定だった大阪のプロレス団体「プロレスリング紫焔」が、段ボール紙を敷いただけの即席リングで戦って盛り上がった。ほか、昭和歌謡のライブ、紙芝居の上演などが行われ、多くの人が訪れた。

　実行委員の四井恵介さんは「地元の店が出店するバイローカルは雨で中止になったが、各店が店を開けているので回っている人が多かった。（数日前から）雨の予報だったので、仕入れの都合が大きな問題で気を使った。商店街にプログラムを集めて、既存店の売り上げが上がったことは良かった。雨でも徐々に人が来たので次年度につながれば」と話す。