天王寺動物園で絶滅危惧種「ナベヅル」繁殖を-キューズモールが始動

天王寺動物園のナベヅル

天王寺動物園のナベヅル

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 あべのマーケットパーク キューズモール(大阪市阿倍野区阿倍野筋1)は6月14日、天王寺動物園(天王寺区茶臼山町)で飼育しているツル「ナベヅル」(雌2羽)に繁殖を目的に雄を迎えるプロジェクトを始めた。

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 国内で飼育されているナベヅルは、井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)の雄1羽、天王寺動物園の雌2羽、九十九島動植物園(長崎県佐世保市)の雄1羽・雌1羽で、計3カ所で5羽。ワシントン条約で絶滅危惧種として指定されている。

 プロジェクトは、井の頭自然文化園の雄を迎え入れて繁殖を目指し、輸送費を寄付するのが目的。同園ではこれまでツルの繁殖の実績があり、動物の個体情報を登録する制度「国際血統登録」でナベヅルを担当している。

 キューズモールが開業時から取り組む地域還元施策「あべのスマイルプロジェクト」の一環。ポイントカード利用客が任意でポイントを使って地域に還元することができる。これまで同園にケープハイラックス3頭を寄贈するなどを行った。

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