「第14回 高円宮殿下記念 根付(ねつけ)コンペティション」表彰式が12月6日、大阪芸術大学スカイキャンパス(大阪市阿倍野区、あべのハルカス24階)で開かれ、同学の客員教授で世界有数の根付コレクターでもある高円宮妃久子さまが出席された。
「第14回 高円宮殿下記念 根付コンペティション」表彰式に高円宮妃久子さま
大阪芸術大学グループでは高円宮殿下を記念して、グループ校(大阪芸術大学、大阪芸術大学短期大学部、大阪芸術大学付属大阪美術専門学校)の在学生を対象に「高円宮殿下記念 根付コンペティション」を2009(平成21)年に創設。今回はグループ校の学生130人から141点の応募があったという。
久子さまは表彰式で入賞者に向けて、「大阪芸大の学生だなと思うような、実に想像力豊かな今までにない根付が出展されていて、とても審査は楽しいのですが、難しい決断をしなければならないときもあった」と話され、「この先も根付は新しい形で進化していくと思うので、将来に向けて根付が継承されていくことを期待します」とあいさつされた。各作品の前でも入賞者に声を掛けられていた。
同スカイキャンパスでは6日から、「第14回 高円宮殿下記念 根付コンペティション」記念展を開催。学生の応募作品141点と共に、高円宮家所蔵の根付約130点と久子さまが撮影された「旅する根付」の写真パネル約20点を展示する。開催時間は11時~19時。入場無料。12月12日、19日休館。今月22日まで。