近畿日本鉄道の鮮魚列車(鮮魚専用列車)が3月13日、運行を終了した。大阪上本町駅には最後の雄姿を見ようと多くの鉄道ファンが訪れた。
鮮魚列車は、三重県の漁港から早朝に揚がった新鮮な海の幸を奈良や大阪へ運ぶ目的の団体専用列車として1963(昭和38)年から運行。現在は平日・土曜に1日1往復(宇治山田発大阪上本町行き、大阪上本町発松阪行き)していた。
近鉄は3月16日、伊勢志摩の魚介類を車体に描いたラッピング車両「伊勢志摩お魚図鑑」を導入。平日朝、松阪から大阪上本町への一般列車の最後部に同車両を1両つなぎ、鮮魚運搬車両とする。