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天王寺動物園のコアラ「アーク父ちゃん」英国へ 同園のコアラ不在に

天王寺動物園のコアラ「アーク」(写真=天王寺動物園提供)

天王寺動物園のコアラ「アーク」(写真=天王寺動物園提供)

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 天王寺動物園(大阪市天王寺区)は9月20日、飼育しているコアラの「アーク」(雄、12歳)を10月中旬ごろにブリーディングローン契約によりロングリートサファリパーク(イギリス)に出園することが決まったと発表した。

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 同園で飼育されている唯一のコアラで、「アーク父ちゃん」の愛称で親しまれた「アーク」。同園のコアラは、1989(平成元)年にメルボルン動物園からコアラ3頭が来園し、最大同時飼育頭数は9頭だったが、2016(平成28)年以降はアーク1頭のみだった。

 同園で2015(平成27)年に策定したコレクション計画で、ユーカリの栽培管理費が負担となっていることなどから総合的に判断してコアラを「撤退種」としていた。今回の出園は、ヨーロッパにおける南方系コアラの繁殖計画に協力するために決めたという。

 同園コアラ舎で9月28日、担当飼育員がアークの思い出を語るなどのお別れイベントを開く。開催時間は13時30分~14時。

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