体験型防災学習施設「大阪市立阿倍野防災センター」(大阪市阿倍野区、TEL 06-6643-1031)が4月27日、体験学習の展示内容を一新し、愛称「あべのタスカル」としてリニューアルオープンする。
近年発生した災害の教訓や、南海トラフ巨大地震への備えなどについて学べる同施設。これまでの震度7の地震を体験できる起震装置、消火を体験する消火コーナーなどに加え、新たに大阪市全域の被害想定や地域特性に応じた災害危険を学ぶ「おおさか防災情報ステーション」、親子で楽しみながら防災を学ぶ「キッズしょうぼうパーク」、高さ6メートルのスクリーンで災害の恐ろしさを体感する「タスカルシアター」、津波により建物が浸水していく様子をプロジェクションマッピングにより実物大で表現するなどして刷新した。
26日に行われた内覧会には大阪市の松井一郎市長も視察に訪れ、「この施設を多くの子どもたち利用してもらって地震に対しての備え、自分たちの命を守ること、そして自分の命が守れれば人を支えていただく、大阪の全ての子どもたちにここで学んでもらいたい」と話し、体験した起震装置は「地震の恐ろしさをリアルに体験できた」と振り返った。
通常の防災体験学習は5つのコースを選べるが、4月27日~5月6日のゴールデンウイーク期間中は、「一人でも多くの方々に防災体験を学習していただきたい」と、所要時間約30分のコースのみとなる。
開館時間は10時~18時。水曜・最終木曜(祝日の場合はその翌日)休館。