天王寺動物園(大阪市天王寺区)で11月11日、「大阪市・上海市動物交流 交換動物贈呈式」が開かれた。
1974(昭和49)年に大阪市と上海市(中国)が友好都市提携を結んでから、天王寺動物園と上海動物園は動物を交換するなどして交流している。これまで天王寺動物園にチュウゴクオオカミ、ジャガー、アムールトラなどが来園し、上海動物園にはシシオザル、エリマキキツネザル、クロテナガザルなどを送り出した。20回目となる今回の動物交換は上海動物園からブチハイエナ1頭、天王寺動物園から鳥4羽が、それぞれ贈られる予定。
当日は上海動物園の副課長ら3人が来園し、今年100周年を迎えた天王寺動物園に祝いのメッセージが伝えられた。贈呈式では協定書が結ばれ、天王寺動物園のスタッフから花束が贈られた。
天王寺動物園の牧慎一郎園長は「上海動物園から贈られた動物は人気を博している。ジャガーは昨年8月に2頭が生まれて繁殖に成功した。ブチハイエナも人気者になることを期待している。上海と大阪は長年に渡る絆がある。ますます動物園間の協力を深めていきたい」と話す。