通天閣で恒例「干支の引き継ぎ式」-ウサギとタツノオトシゴが対面

干支の引き継ぎ式で対面したウサギとタツノオトシゴ

干支の引き継ぎ式で対面したウサギとタツノオトシゴ

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 通天閣(大阪市浪速区恵美須東1)3階で12月27日、新旧干支(えと)の動物同士が対面する「干支の引き継ぎ式」が行われた。

通天閣で年末恒例の「干支の引き継ぎ式」

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 同式は、1956(昭和31)年から続く年末の恒例行事。今年で56回目。世相をテーマにした対談も行う。

 当日は、今年の干支のウサギ(兎)と来年の干支のタツノオトシゴ(辰)が対面。立会人に天王寺動物園・長瀬健二郎園長と通天閣観光・西上雅章社長が出席した。

 長瀬園長は「東日本大震災、原発事故、欧州危機、今年は何をやっても兎兵法。なでしこジャパンが世界一とウサギばらし(憂さ晴らし)してくれましたが、全体的にウサギ込んだ(ふさぎ込んだ)一年でした。脱兎(だっと)のごとく逃げだしたいです兎。兎先に失礼。兎さらば」とウサギに代わりあいさつ。

 タツノオトシゴに代わりあいさつした西上社長は「雲蒸竜変、燃えよドラゴン、もちろん景気も復興も昇龍のように登り調子にしてみます。昨年のことを忘れ皆さまに、留飲を下げていただき、辰者(達者)な年にしてみせます」と返した。

 会場には、立体切り紙作家・大東守さんと書家・神谷聲楓(せいふう) さんが制作した来年の干支の辰(たつ)をモチーフにした高さ2メートル、横幅2.5メートルの写真撮影用パネルを設置した。

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