あべのハルカス（大阪市阿倍野区）展望台「ハルカス300」で5月8日、天王寺区などが展開している歴史イベント「天王寺 真田幸村博」のPRイベントが開かれ、大阪城甲冑（かっちゅう）隊が登場した。

水谷区長、大阪城甲冑隊が「幸村博」をPR

　昨年と今年が大坂の陣から400年を迎えることを記念して開いている同博は、天王寺区内で戦死したと伝えられる戦国武将・真田幸村をテーマにしたプログラムを展開している。

　上本町周辺で今月1日から同博のコアイベント「赤備えの章」が始まり、「真田丸」の復元ジオラマの展示、グルメイベント「レッドグルメフェスト」などを行っている。最終日の同10日は「うえほんまちハイハイタウン」で戦国ライブ、真田幸村から数えて14代目子孫の真田徹さんをゲストに迎えるトークライブなどを予定しているほか、期間限定で設けた「幸村神社」に赤い物を供えると神が降臨する「赤供えタイム」もあるという。

　当日は、展望台で同博の実行委員長も務める天王寺区の水谷翔太区長、大阪城甲冑隊が登場し出陣式が行われた。甲冑隊による演武のほか、展望台などを練り歩いて同博をPRした。

　水谷区長は「来年の大河ドラマは『真田丸』に決まった。来年は兵庫県の黒田官兵衛のようにすごいことになる。大阪は観光でにぎわっているが、もっと盛り上がるチャンスが来ている」と話し、「10日の見どころは全国から集まる甲冑武者の行列。幸村神社で拝むと幸村のありがたい言葉が返ってくるかも」と来場を呼び掛ける。