天王寺動物園(大阪市天王寺区茶臼山町)で12月25日、来園したばかりのムフロン3頭(雄)のお披露目式が開かれた。
ムフロンは野生のヒツジの一種で体高は70~80センチ程度。3頭はアドベンチャーワールド(和歌山県)から迎えた。展示場所は2011年にバーバリーシープが死んでから空いていた場所。バーバリーシープと同じように山岳地帯に生息するので飼育環境が似ていることから旧バーバリーシープ舎で飼育することになった。同園までの輸送費は通天閣を運営する通天閣観光が協力し、名前を「ツウ」「テン」「カク」と命名した。
当日は、天王寺動物園の高橋雅之園長から通天閣観光の西上雅章社長に感謝状が贈られた。高橋園長は「ムフロンは臆病な性格。岩場を縦横無尽に動き回るので見て楽しんでいただけたら」、西上社長は「27日は通天閣で干支(えと)の引き継ぎ式。今日のお披露目式をきっかけに来年から12月25日にエサをプレゼントしてセットのイベントにしたい。ハルカスができ、再来年100周年を迎えるので動物園が注目スポットになる」と、それぞれ話した。
通天閣地下「わくわくランド」で今月27日、今年と来年の干支の動物が対面する恒例行事「干支の引き継ぎ式」が開かれる。今年の反省と来年の抱負を動物に代わって西上社長と高橋園長が代弁する。開催時間は10時~。