来春全面開業予定の日本一高いビル「あべのハルカス」に一部先行オープンした百貨店「あべのハルカス近鉄本店」で6月20日、NPOなどの市民活動団体がさまざまなプログラムを展開する「縁活」が始まった。
同店のタワー館6階・7階、ウイング館8階に設けられた「街ステーション」で催す。市民活動団体が活動するスペースを設けるのは百貨店業界初の取り組みで、買い物以外にも訪れる人を増やそうとする集客策の一環。全面開業時には全館で8カ所(約700平方メートル)のスペースを設置する。
23日までは「縁活フェスティバル」と題し、13団体が22プログラムを集中的に展開。主なプログラムは、NPO約50団体のチラシを集めた「南大阪のNPOのチラシ集めまし展」、気になる新聞記事を切り抜いてプレゼンテーションし合う「まわしよみ新聞」、パステルを粉にして絵を描く「アートであそぼ!」、椅子に座ってできるヨガ「みんなでゆるりヨガ」など。
縁活は、コミュニティーデザイナーの山崎亮さんが代表を務めるstudio-L(北区)が監修。20~60代の約100人のボランティアチーム(CSRチーム)が活動を支える。参加するNPOなどの市民活動団体数は約50団体で、今後増える見込みという。
スケジュールなどの詳細はホームページで確認できる。