近鉄百貨店阿倍野本店(大阪市阿倍野区阿倍野筋1)で4月29日、同店地下2階・伊藤ハムの売り場で長年アルバイトをしていた芸人・三浦マイルドさんが卒業イベントを開いた。
三浦さんは今年2月、ピン芸人で争う「R-1ぐらんぷり2013」で優勝。優勝するまで同店で7年間アルバイトしていた。
当日は、三浦さんが同売り場の「1日店長」を務めた。働いていたときのように「焼豚100グラム270円」「いらっしゃいませ」「お買い得ですよ」などと大きい声で訪れた客に呼び掛けた。
9階・こもれびの広場では、「マイルドフラッシュ」などのネタも披露し、集まった観客を喜ばせた。 伊藤ハム取締役・溝口さんから卒業証書と記念品を贈られ、近鉄阿倍野店・中田店長からは祝いの言葉も贈られた。
三浦マイルドさんは「優勝賞金はここでは言えないことに使った。(バイト時代)ローストビーフをつまみ食いした」などと話し、バイト仲間からの「ロッカーの隅でダンボールを敷いて寝てた」「飲み会のときにいつもマイルドフラッシュをしていた」などのエピソードが紹介された。
溝口さんは「卒業おめでとう。これからはお金を払って食べてください」と話し、中田店長は「売れなくなったらいつでも(戻ってきて)」と話し、「高級時計を販売するワールドウオッチフェアを開催しているので」とカタログを贈って笑いを誘った。