天王寺動物園(大阪市天王寺区茶臼山町)で4月14日、アジアゾウの春子(雌、推定年齢65歳)の来園63年を祝い特製ケーキが贈られた。
春子は1950(昭和25)年4月14日にタイ王国から来園。正確な生年月日は不明で来園時には2歳程度と推定されている。日本では井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)のはな子(雌、推定66歳)に次ぐ長寿。
当日は、食パンにリンゴなどをトッピングした特製ケーキが春子に贈られた。春子が数分でたいらげると多くの見物客から拍手が送られた。
飼育スタッフは「右目が白内障で見えていないのと左目も悪くなっている。今後の飼育方法が大きな課題になっている」と話す。
併せて、レクチャールームで高橋雅之園長の講義が行われ、春子が来園した当時の写真などで同園のアジアゾウの歴史などが説明された。
同園の営業時間は9時30分~17時。月曜定休。