ふんどし姿で護符を奪い合う奇祭「どやどや」が1月14日、和宗総本山四天王寺(大阪市天王寺区)で開かれた。
「どやどや」は、元日に始まる仏事「修正会」の結願(最終)日に行われる天下太平・五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する恒例行事。昔は天王寺村の百姓組と今宮村の漁師組が参加して勝敗を決めていたというが、近年は決められた高校の生徒の参加に限定している。
当日は清風高校と清風南海高校の男子生徒と職員合わせて約400人が参加。紅白に分かれ、ふんどし・はちまき姿で大きな掛け声とともに入場し、高い場所からまく魔よけの護符「牛王宝印」を捕った数で勝敗を競った。生徒に水が浴びせられ、体から湯気が上がる様子も見られた。