年末の恒例行事「干支(えと)の引き継ぎ式」が12月27日、通天閣(大阪市浪速区)で開かれた。
同式は1956(昭和31)年から続く恒例行事。干支の動物を代弁して、今年の反省と来年の抱負を、駄じゃれも交えて発表する。当日は、今年の干支の辰にちなんだタツノオトシゴと来年の干支の巳(み)にちなんだヘビが対面し、辰を通天閣観光の西上雅章会長、巳を吉村洋文大阪府知事がそれぞれ代弁した。大阪・関西万博のキャラクター「ミャクミャク」も登場した。
発表された今年(辰)の口上は「2024年は何と言っても熱戦が繰り広げられたパリオリンピック・パラリンピック! 筋骨龍龍(筋骨隆々)とした肉体を駆使し、プレッシャーから逃げずに、 どっしり立ち向かう一竜(一流)選手の姿に日本中が元気づけられました。一方、株価は上がったり下がったりの乱高下。 全く落ち着かず、リユウ(理由)もわからず、振りまわされ、 残念で腹タツ(腹立つ)ことも多い年となりました。 スポーツでも経済でも、率先して先頭に龍(立つ)、 リュウ敢(勇敢)な人が出てきてほしいものです!」。
来年(巳)の口上は「来年こそは大蛇んぷ(大ジャンプ)を見せましょう!!なんせ来年は大阪・関西万博!! 世界中が注目するヘビー級イベントです! マームシ(ま~無視)できないコンテンツが、たくさん揃っています。 心行くまでトコトコぶらりと歩きまわってください! 首を長くしておろち(お待ち)申し上げます!1970年の大阪万博のような、 長蛇の列ができちゃうくらいの千客万来になりますように!!」(以上、原文ママ)。