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阿倍野のゲストハウス「Mad Cat Hostel」、苦境の中で「無言カフェ」開始

「Mad Cat Hostel Osaka & Bar」のオーナー吉澤里絵子さん

「Mad Cat Hostel Osaka & Bar」のオーナー吉澤里絵子さん

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 阪堺電車・松虫駅近くのゲストハウス「Mad Cat Hostel(マッドキャットホステル) Osaka & Bar」(大阪市阿倍野区王子町1)が5月10日、コワーキングスペースとしても使える「無言カフェ」を始めた。

コワーキングスペースとしても使える「無言カフェ」

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 2019年8月にオープンした、ゲストハウスにバーを併設する同施設。海外からの旅行客が増えてきた直後に新型コロナウイルス感染症の影響でゲストハウスはほぼ休業状態になり、大阪府への緊急事態宣言を受け酒類の提供ができなくなったことで現在はバーを休業している。

 「無言カフェ」は、オーナーの吉澤里絵子さんがコロナ禍の中で何かできることはないかと企画。注文以外の会話禁止、1人の来店のみ可、4人までの入店制限などの感染防止対策を行う。電源、Wi-Fiの使用可。コーヒー、ハーブティーなどのドリンク(各600円)を用意する。期間は約1カ月を予定する。

 吉澤さんは「昨年4月からは知り合いが泊まりにくるぐらいで、開けているのにゲストハウスは休業状態。酒類の提供ができなくなったので、10日から無言カフェとランチ営業を始めた」と話す。「天王寺駅近くに行くとチェーン店など気軽にパソコンが使える場所があるが、天王寺南にはそういう店がないと感じていた。緊急事態宣言でテレワークの方が増えていると思うので、近所の人に気分転換で使っていただければ」と期待を寄せる。

 無言カフェの営業時間は14時~19時。土曜~月曜定休。

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