大阪府が4月7日、新型コロナウイルスの感染急拡大に伴い重症病床が逼迫(ひっぱく)していることから「医療非常事態」を宣言した。通天閣(大阪市浪速区)では同日、府独自の指標である「大阪モデル」の赤信号を表す赤色の点灯を始めた。
LEDビジョンに大阪府公式キャラクター「もずやん」の泣き顔も
大阪府では7日、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が過去最多となる878人と発表。吉村洋文府知事は会見で、これまでにないスピードで重症患者が急増している、不要不急の外出自粛を府民に呼び掛けた。
通天閣を運営する通天閣観光は、府からの要請に応じて、昨年12月に続いて赤色で点灯。普段は時計を表示している東面のLEDビジョンには府のキャラクター「もずやん」の泣き顔を映し出した。点灯は通常23時までだが、大阪市内飲食店舗への営業時間短縮に合わせて20時までとする。赤色での点灯は今月13日までの予定。