通天閣(大阪市浪速区)は5月14日、「大阪モデル」の基準が7日連続達成を示す緑色にライトアップされた。
「大阪モデル」は、新型コロナウイルス感染症に関する大阪府独自の基準に基づく自粛要請・解除及び対策の基本的な考え方。「感染経路不明者が10人未満」「PCR検査で陽性になった人の割合が7%未満」「重症患者用の病床使用率が60%未満」の3つの基準を設けた。赤色(警戒レベル)、黄色(注意喚起レベル)、緑色(基準内)の3色を大阪府のホームページで周知しているほか、通天閣、太陽の塔などで今月11日から、信号色のライトアップが行われている。
大阪府の吉村洋文知事は14日に大阪モデルを達成した場合、16日から段階的に自粛解除を行うことを明らかにしている。
同塔を運営する通天閣観光の高井隆光社長は緑色のライトアップを眺めながら「この日を夢見ていた。この緑が一日でも長く続くように、府民の皆さんと協力しながら感染拡大防止に努めていきたい」と意気込む。