通天閣近くの映画館「新世界国際劇場」(大阪市浪速区)の手書き看板が現在、ツイッターなどSNSで大きな話題となっている。
昔ながらの手書き看板で知られる同館。新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」に伴い、映画館は休業要請の対象となることから現在は休館している。
話題となっているのは、「休館記念!フェイクニュース 暴力報道2020」「決断 戒厳の長き夜」「インチキ映画特集 コロナマン 最凶ダークヒーロー爆誕」の世相を反映した架空の作品を表現した看板や、「要請であえなく休館 悲しいぜ!再開するまでしばし待て!」とのメッセージ。そのほか、隣接する成人映画館「国際地下劇場」に掲げられている「悲しいけど、しばしのお別れ・・・(以下略)」。
ツイッターでは、「新型コロナで休館になっても全力でネタを仕込んでくれるぜ」、「何がスゲェって、手書きでやってのける事だよな」「笑わせようとする姿勢はさすが大阪」(以上、原文ママ)などと投稿されている。
同館から出てきた関係者に聞くと「(ユニークな手書き看板は)昔からやっているから。単に休業中を書いても面白くないからでしょう」とほほ笑んでいた。