近畿日本鉄道・大阪阿部野橋駅3番乗車ホーム(8両編成分)で12月15日、昇降ロープ式ホームドア(可動式ホーム柵)が供用を開始した。
同駅では1月から、4番乗車ホームの一部に昇降ロープ式ホームドアを試験的に設置。9月から3番・4番乗車ホームへ設置工事を行っていた。4番乗車ホームは2019年2月初旬の供用開始を予定する。工事費は約5億円(試験設置費含まず)。担当者によると「国内でもこのタイプは初めて。ロープの色などは視覚障害者団体の意見も取り入れた」という。
近鉄では今後も、プラットホームの安全向上を目的に車両の長さや扉の位置が異なる条件に対応した新型可動式ホームドアの開発や、大阪難波駅や鶴橋駅など乗降10万人以上の駅への設置に向けて検討を進めるという。