特別展「フェルメール展」の記者会見が9月10日、会場の大阪市立美術館(大阪市天王寺区、天王寺公園内)で行われた。
17世紀のオランダ絵画の黄金期を代表する画家「ヨハネス・フェルメール」(1632-1675年)は、現在する作品が35点といわれ、その希少性と神秘的な魅力から世界屈指の人気を誇る。同展では、日本初公開「取り持ち女」や大阪展でのみ展示される「恋文」を含むフェルメールの作品6点を展示するほか、ハブリエル・メツー、ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ステーンらの作品も含め計約45点の展示を予定する。
「フェルメール展」は、上野の森美術館(東京都台東区)でも10月5日~2019年2月3日に開催される巡回展。音声ナビゲーターは女優の石原さとみさんが務める。
大阪でのフェルメール展は、大阪市立美術館で2000年に開催した「フェルメールとその時代」以来。その時は3カ月間で約60万人が来場するほどの人気だったという。
会見には吉村洋文大阪市長も登壇。「フェルメールは画像でしか見たことがないので、本物が来年見られるのが楽しみ」と話し、「フェルメール展を楽しんでもらい、てんしば、天王寺動物園、慶沢園、新世界とか、大阪の魅力を多くの人に触れてほしい」と期待を寄せる。
開催期間は2019年2月16日~5月12日。入館料(前売り)は、一般=1,800円(1,600円)、高校生・大学生=1,500円(1,300円)。中学生以下、障害手帳お持ちの方は無料。月曜休館(祝休日の場合は開館し翌平日休館、4月30日、5月7日は開館)。