大阪唯一の路面電車「阪堺電気軌道」(阪堺電車)で11月9日から、「オリエント急行殺人事件」特別ラッピング電車が運行する。同8日、同電車を報道陣に公開した。
映画「オリエント急行殺人事件」(12月8日公開)の公開記念で阪堺電車とコラボレーション。1928(昭和3)年製で国内現役最古級のモ161形車(166号車)に同作をイメージしたラッピングを施し、車窓から出演者がのぞいているように見えるデザイン。
同作はアガサ・クリスティの同名の名作を新たに映画化。監督・主演にケネス・ブラナーさん、出演にジョニー・デップさん、ミシェル・ファイファーさん、デイジー・リドリーさん、ジュディ・デンチさん、ペネロペ・クルスさんら。
阪堺電気軌道の上田典生常務取締役は「調べたらアガサ・クリスティがこの作品を発表したのが1934(昭和9)年。166号車が運行を開始したのは1928年。同じ時代の作品とこの電車がマッチしている」と話す。
来年1月末までを予定。