あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区、あべのハルカス16階)で開催中の展覧会「奈良 西大寺展 叡尊(えいそん)と一門の名宝」で8月29日、後期展示が始まった。
2015年の西大寺創建1250年を記念し、三井記念美術館(東京都中央区)でも開かれた同展。西大寺のほか、元興寺、浄瑠璃寺、宝山寺など真言律宗一門の名刹(めいさつ)寺院が所蔵する彫刻、絵画、古文書など期間中に国宝60件、重要文化財36件を含む約80件を展示する。
後期展示では、西大寺愛染堂の閉ざされた厨子(ずし)に安置され、通常は年に約50日しか公開されていない重要文化財の秘仏「愛染明王坐像(ざぞう)」が登場した。
開館時間は10時~20時(月曜・土曜・日曜・祝日は18時まで)。入館料は、一般=1,300円、大学・高校生=900円、中学・小学生=500円。9月24日まで。