近畿日本鉄道(大阪市天王寺区)は12月15日、2018年度中に大阪阿部野橋駅の一部ホームに可動式ホーム柵を設置すると発表した。
同社で初めてプラットホームの安全性向上を目的に設置する可動式ホーム柵。水平に複数配置したワイヤロープを上下させ広い乗降口を確保するホーム柵の方式「昇降式ホーム柵」を採用する。2017年度中に試験設置して検証を行い、2018年度中の本設置を予定する。
近鉄は、プラットホームの安全対策を推進するため、プラットホーム内方線をこれまで以上に加速するとも発表。可動式ホーム柵は、技術的に設置可能な駅から順次整備を目指して検討するという。