天王寺公園、プロデュースする民間事業者募集-入園無料化も

天王寺公園

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 大阪市は1月16日、天王寺公園(大阪市天王寺区茶臼山町)の一部エリアをトータルプロデュースする管理運営事業者を募集すると発表した。

イルミネーションイベントが開かれている天王寺公園

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 基本対象は動物園、美術館、慶沢園(日本庭園)を除く花壇や噴水などが設置されているエリア(公園東側の南部、約2.8ヘクタール)。天王寺・阿倍野地区全体の集客力と地域のブランド力の向上を図るために民間事業者が飲食店などの運営、イベント開催などで同園の集客増を目指す。事業者自らが設置する施設による収益で、事業対象区域の維持管理などを含め本事業を全て実施する。2段階の審査を経て8月に事業予定者を決定する予定。契約内容に2015年10月1日までに運用開始することを盛り込む。

 大阪市では、阿倍野・天王寺エリアを2012年12月に策定した「大阪都市魅力創造戦略」で重点エリアの一つとして位置付けている。同園の2012年度の入場者数約 129 万人から2017年度に倍増の260 万人を目標にしている。

 橋下徹市長は会見で「阿倍野・天王寺は大阪の重要な商業拠点。民間事業が収益を上げて管理もしてもらう。民間ならではの斬新な提案を期待する」などと話し、「(有料の公園を)無料化にしていく」と1987年から有料(大人150円)になった同園の無料化についても言及した。

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