通天閣の幸福の神様ビリケンさん、黒滝村ビリケン像にパワー伝達

通天閣のビリケンさん(左)と黒滝村のビリケン像の足裏合わせ

通天閣のビリケンさん(左)と黒滝村のビリケン像の足裏合わせ

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 新世界のシンボル・通天閣(大阪市浪速区恵美須東1)展望台で6月24日、幸福の神様ビリケンさんと新たに奈良・黒滝村が制作して完成したばかりのビリケン像の足の裏を合わせる儀式が行われた。

通天閣のビリケンさんと黒滝村のビリケン像

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 ビリケンさんは足の裏をなでると幸運が訪れるといわれ、アメリカの女性芸術家が夢で見た神様がモデル。1912(明治45)年に開業した新世界の基となる遊園地「ルナパーク」にビリケン像(初代)が置かれたが、閉園時に行方不明になった。通天閣で1980(昭和55)年に2代目が誕生。昨年、新世界・通天閣(初代から)が100周年を迎えたことで3代目が新調された。2代目は同塔のオフィシャルバンド「通天交響楽団」のメンバーとして、ライブ会場などに帯同している。

 黒滝村も同じく昨年に100周年を迎えたことで新世界と連携。お互いが100周年イベントに参加するなど交流している。同村のビリケン像は新世界100周年実行委員会が提案し、今年1月から友好協定のシンボルとして同村の木工工芸師・山口勝さんが制作。高さは53センチと通天閣のビリケンさん(3代目)より小ぶりで吉野ヒノキを使用した。

 当日は、ビリケン像の足裏合わせ式のほか、新世界で活動するシンガー・ソングライターむんむさんが黒滝村の100周年を記念して制作した曲「おいでよ!黒滝村へ!」を歌い、同村のキャラクター「くろたん」も登場した。

 今月30日から黒滝村の道の駅「吉野路・黒滝」に設置され、同日は通天交響楽団、むんむさんら新世界で活動する歌手が出演する記念イベントも道の駅で開催する。開催時間は10時~16時。

 黒滝村村づくりプロジェクトチームの中井一郎さんは「(通天閣の)ビリケンさんのパワーが乗り移ってくれたら」と期待を寄せる。

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