日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)のエレベーターが4月1日、同日11時39分ごろに発生した震源地が三重県南東沖の地震の影響で停止した。
大阪市内で震度3を観測。地上高さ300メートルの同ビルタワー館にあるエレベーター56基が安全装置の自動発動で緊急停止した。14時10分ごろに全てのエレベーターの運行を再開した。同ビルを運営する近鉄不動産によるとエレベーターに長時間閉じ込められたり、けがをした人はいなかったという。
展望台では地震発生時に150人程度いたといい、その時間は展望台のキャラクター「あべのべあ」が登場していた。エレベーターが停止していたため、来場客は途中の階まで階段で避難したという。
その場に居合わせたフェイスブックページ「あべのべあファンミーティング」を管理する多田明子さんは「スタッフの人たちが迅速に誘導していたので、大騒ぎする人もいなかった」と振り返り、「あべのべあは地震発生後、安全のために座っている来場客を見回り、非常階段で避難する来場客にハイタッチして場を和ませた」とも。