通天閣と阪大がコラボ-避難階段をプロデュース

大阪大学大学院建築コースの学生ら(通天閣3階屋上)

大阪大学大学院建築コースの学生ら(通天閣3階屋上)

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 通天閣(大阪市浪速区恵美須東1)で創立記念日の10月28日、大阪大学大学院建築コース宮本研究室の学生らが建築の研究発表や塔の歴史をパネルで紹介するなどのプロジェクト「通天閣タイムトラベル ~秘密の階段~」が始まった。

オープンセレモニーの様子

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 建築の地震に備える研究を行っている学生らは約2年前から通天閣の振動特性を研究。防災への意識向上を図りたいと普段はあまり利用されていない展望台(4階)~3階の避難階段(288段)に着目し企画。阪大が資金援助などのサポートを行う「学生チャレンジプロジェクト」に選ばれたことから同プロジェクトが実現した。

 非難階段(下りのみ)に世界の塔の歴史などを紹介するパネル展示やLEDライトの装飾、4階に研究紹介などのポスター展示、3階屋上に通天閣・大時計の大きさをベンチで再現するなどの試みを行っている。

 修士1年の北浦杏菜さんは「私たちがプロデュースした避難階段を降りながら時を感じて、防災意識が高まるきっかけになれば」と期待を寄せる。

 開催時間は9時~20時30分。3階屋上の開放は13時~17時(10月28日・11月2日~4日は11時~)。11月4日まで。要入場料。

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