プレスリリース

AI-SBC「Kakip(カキピー)」発売日のお知らせ

リリース発行企業:株式会社ユリ電気商会

情報提供:




株式会社ユリ電気商会(本社:大阪市北区・代表取締役:木内 正人)は、2月の公表より大変長らくお待たせしておりましたAI-SBC「Kakip」を2024年10月に発売、デリバリーを開始いたします。
【Kakip発売情報】
- 製品: Kakip【8GB】(*1)
発売日: 2024年10月7日(月)
購入先: 通販サイト(マルツオンライン、秋月電子通商、他)、Amazon(ユリ電気商会:予定)(*2)
標準価格: 59,800円(税込み)

(*1) 当面【8GB】のみ生産予定。【2GB】【4GB】版はマーケットからの要望が多ければ対応可能です。
(*2) 購入先等のアップデートはX(@Kakip_yds)でも通知予定

※企業へはユリ電気商会からの直販も可能、発売に先行してご注文を受け付けておりますのでお問い合わせください。
【Kakipについて】
- コアチップ

「Kakip」はRenesas製AI-MPU「RZ/V2H」を搭載したシングルボードコンピュータです。「RZ/V2H」は3つのARM CPUコア、DRP-AI3(AIアクセラレーション)、DRP(OpenCVなどの処理オフロード)、GPU、ISPなどを搭載し、画像処理などの頭脳とフィジカル制御を並行処理できる、特にロボット分野での活躍が期待できる省電力・高性能なAI-MPUです。

- 開発経緯

世界中の、出来るだけ多くのエンジニアにこの国産AI-MPU「RZ/V2H」に触れていただき、研究開発や実証実験、POCの製作、教育などに使っていただくことで、将来の製品開発や機器組込みの礎を築いていただきたいという想いのもと、まずはエンジニアの皆様に扱っていただきやすいSBCのフォームファクタで「Kakip」を開発いたしました。「Kakip」はシリーズとして今後の様々な市場ニーズを汲み取りながら、ラインナップを拡充していく予定です。

- 豊富なインターフェース


Kakip 実装面

小さいながらも豊富なインターフェースを備えており、USBやEthernet、GPIOといった標準的なものはものはもちろん、PCIeエンドポイントやモーター等の外部制御用のCAN-FDといったユニークなインターフェースも備えています。そして最大の特徴の一つは4チャンネルのMIPI-CSI2(x4レーン)から複数カメラの映像入力が可能となっている点です。複数カメラの高速AI画像処理と駆動系の外部制御、この小さな基板がロボットを始めとする様々なアプリケーションにおける実験や研究開発に使用されていくことを私たちは願っております。

- OSについて


KakipのOS起動画面

Kakipの発表当初、OSは組込用途でよく使われるYocto LinuxをメインOSとして開発を進めてまいりましたが、実験やPOCの用途では使い勝手の良いUbuntuを望む声が非常に多かったことを考慮し、Ubuntu 24.04LTSの対応を決定いたしました。
2月の発表時の予定より、半年遅れての発売となります。当初より多くのご期待を寄せていただいている皆様、リリースまで大変長い時間お待たせいたしまして申し訳ございません。「Kakip」が皆様の技術開発に貢献していけるよう、精進してまいりますので何卒応援のほどよろしくお願いいたします。

【Kakip Webサイト】
https://www.kakip.ai

【X 公式アカウント】
@kakip_yds

【企業様のお見積依頼・お問い合わせ】
株式会社ユリ電気商会 エンベデッド製品事業部
contact@yuridenki.co.jp

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