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阿倍野で「ヒューマンドキュメンタリー映画祭」-3日間で9作品上映

ニッポンの嘘 ~報道写真家 福島菊次郎90歳~(長谷川三郎監督)

ニッポンの嘘 ~報道写真家 福島菊次郎90歳~(長谷川三郎監督)

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 阿倍野区民センター(大阪市阿倍野区阿倍野筋4 )大ホールで8月30日~9月1日、ドキュメンタリー映画9作品の上映、映画監督らのトークショーなどが行われる「ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》」が開催される。

マック赤坂さんら4人の候補者に迫った「立候補」

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 同祭は2003年、阿倍野区役所とドキュメンタリー映画監督・伊勢真一さんが中心となって始まった。当初5年間は区のイベントとして行われ、現在はボランティア有志が自主運営して継続している。2011年には東日本大震災から4カ月後に被災地を舞台にした2作品を上映。「人生を深く描いた作品」を届ける姿勢を続けている。

 30日の上映作品は、脳幹出血で突然倒れ一生植物状態に思われた宮田さんが、意思伝達を使って話したり車椅子を使って外出できるようになった復活と元同僚がサポートする姿を伝える「僕のうしろに道はできる」(岩崎靖子監督)、突然発作を起こす病気てんかんと知的障がいを持って生まれた奈緒さんと家族の12年間を記録した「奈緒ちゃん」(伊勢監督)を上映するほか、ドキュメンタリーコンテストの入賞作品も上映する。

 31日は、東日本大震災の被災地・宮城県南三陸町の女子高生を追ったシリーズ「うたごころ(2012年版)」(榛葉健監督)、2011年の大阪府知事・市長選挙に出馬したマック赤坂さんなど4人の記録「立候補」(藤岡利充監督)、報道写真家を追った「ニッポンの嘘 ~報道写真家 福島菊次郎90歳~」(長谷川三郎監督)、監督が自らカメラを回し、アルツハイマーの母との暮らしを収めた「毎日がアルツハイマー」(関口祐加監督)。

 1日は、東日本大震災の4日後に宮城県に暮らす友人のミュージシャンの安否を確かめるために現地へ向って撮影が始まった「『傍』~3月11日からの旅~」(伊勢監督)、放射能に汚染されて全村避難となった福島県飯館村の村人たちの1年間の記録「『飯館村』~放射能と帰村~」(土井敏邦監督)、岩手県陸前高田市で農林業を営む佐藤さん(77)の家が大津波で流され、元の場所に自分の家を建て直す挑戦を記録した「先祖になる」(池谷薫監督)。

 併せて、各日に上映作品の監督などが登場するトークライブなども開かれる。

 チケットは、1日券=2,500円(前売り、学生・60歳以上は2,000円)、3日通し券=5,000円。

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