大阪唯一の路面電車を運行している阪堺電気軌道(大阪市住吉区清水丘3)は8月9日、今月25日運行開始の低床式車両「堺トラム(1001型)」の運行ダイヤ、記念乗車券・グッズの発売などを発表した。
関西初となる低床式の同車両はカラーデザインを「茶ちゃ」と題し、阪堺電車の緑と千利休の「わび」をイメージした白茶をベースに、車体前後部に「堺刃物」をイメージした黒のラインを入れた。3連節車両でブレーキ、モーターなどが静音化され、車内は「堺更紗」をモチーフにしたシート柄などが施されている。定員は76人(座席数は27席)。
当初の運行は我孫子道~浜寺駅前間。ダイヤは我孫子道発が10時3分、11時27分、13時27分、14時51分、16時15分。浜寺駅前発が10時44分、12時8分、14時8分、15時32分、16時54分。1日5便で運行。火曜・金曜と月曜の第1便は運休する。運行開始日はセレモニー実施のため、浜寺駅前発の14時8分から。
「堺トラム」運行開始記念として、1000セット限定で200円券5枚の記念硬券セット(1,000円)、マフラータオル(1,000円)、「組立式3連BOX」(800円)も発売する。販売場所は我孫子道・浜寺駅前や天王寺駅前(記念硬券セットのみ)など。発売日は今月26日。
浜寺駅前停留所前広場で25日、記念セレモニー(13時30分~14時10分)が催され、記念グッズの先行発売(11時~14時30分)も行う。
同車両は2014年春、天王寺駅前~浜寺駅前間が運行開始予定。