天王寺動物園(大阪市天王寺区茶臼山町)キリン舎で4月20日、5カ月ぶりにキリンが戻ってくるのを前に、「いしきりん」らが清掃を行った。
「いしきりん」は東大阪市・石切参道商店街のマスコットキャラクターで、「キリン」がモチーフ。今年1月から松竹芸能がマネジメントを手掛け、「R-1ぐらんぷり」にも出場(2回戦敗退)した。
当日は「いしきりん」のほか、同園のホッキョクグマ「ゴーゴ」をモチーフにした「ゴーゴくん」、新世界の串カツをPRするキャラクター「くしたん」と共にキリン舎内を清掃したが、ほうきで遊ぶなどキャラクターたちは終始マイペース。クイズ大会も行われ、集まった子どもたちを喜ばせた。
同園で「キリン」は、昨年に2頭が相次いで死んだかことから不在が続いていたが、姫路セントラルパーク(兵庫県姫路市)のアミメキリン「幸弥(こうや)」(雄、1歳)を4月24日に借り受け、一般公開は5月中旬以降を予定する。
高橋雅之園長は「幸弥が早く環境に慣れてもらって、お嫁さんを探さなければ」と話し、いしきりんのアテンドを務めるももさんは「いしきりんを勝手にキリン誘致キャンペーンガールにする」と意気込む。