四天王寺参道のオオウエ第2倉庫(大阪市天王寺区大道1)で3月20日、和紙で活版印刷機が体験できるイベント「活版印刷機試動 引いて駄目なら押してごらん!」が開催された。
同イベントは昨年9月から、弘法大師の月命日21日(お大師さん)に合わせ月1回(2日間)の割合で開催する「そら-四天王寺は謡う-」の一環。天王寺中学校2003年卒の同級生5人組が四天王寺かいわいを盛り上げようと企画し、素材に「和紙」を選んだ。
これまで、地元商店主などを撮影して和紙にプリントした「触れる和紙の写真展」、和紙で茶室を設けた「和紙の茶室展」、和紙を折ってさまざまな作品を作るワークショップ「心づかいのオリカタ展」などを開いてきた。
今回は、船木印刷(東大阪市)の活版印刷機を使い、ポストカード大の和紙に数種類の言葉から好きなものを選び印刷体験できるもの。和紙はヨシ紙、竹和紙などで、ふちに四天王寺などが描かれたものなどを用意。和紙は活版印刷込みで400円~500円(和紙のみ100円~200円)。
メンバーの大上さんらは「(和紙を使って)物が生まれていく街にしたい。(参拝で)おじいちゃん、おばあちゃんが来るこの場所で若い人との世代間の交流ができれば」と期待を寄せる。
翌21日も開催。開催時間は11時~19時。