近鉄百貨店阿倍野本店（大阪市阿倍野区阿倍野筋1）とHoop（同）で10月5日～8日、「縁活」と題し、NPOなどの市民活動団体が14のプログラムを展開する。

　同店は、現在建設中で日本一の高さ300メートルの超高層ビル「あべのハルカス」（同）の地下2階～14階に2014年春、新本店として全面開業予定。百貨店としての規模も売り場面積約10万平方メートルと日本一の規模となる。施設内には、百貨店業界初となる市民活動団体が活動できるコミュニティースペースを7カ所（計約500平方メートル）設ける予定で、今回は試験的にプログラムを展開する。

　同店と約20の市民活動団体は今年2月から、コミュニティー作りの支援などを行うstudio-L（北区）と共に4回の会合を開き、コミュニティースペースをどんな場所にしたいかなどを話し合った。

　主なプログラムは、紳士服売り場で実習する「あべの男子力アップセミナー」（6日）、セミナーと関連して「あべの婚活ツアー」（8日）、折り紙のワークショップ「エコ折り紙でデッカイどうぶつ」（7日）、さまざまな年代の歌を歌う「2012年の歌声広場」（8日）など。

　同店広報担当は「NPOを中心に活動の場を提供し、コミュニティー活動をしていただくことにより、買い物目的がなくても来店する『常に何かやっている』『いつ行っても発見があると』いう期待感あふれる空間を作っていく」と話す。

　スケジュールなどの詳細はホームページで確認できる。