大阪市立長居植物園と大阪市立自然史博物館(大阪市東住吉区、長居公園)が4月27日、50周年を迎えた。
長居植物園と自然史博物館は、自然の成り立ちや仕組み、歴史や変遷に触れて、自然から学び豊かな情操を養うことを目的として、1974(昭和49)年に創設された。50周年を記念し、オープン当時の写真を中心としたパネル展示ブースを9月29日まで設ける。
27日は記念セレモニーを開き、植物園の50周年記念事業である「木製ベンチデザイン案」の公募で選ばれた3つのベンチがお披露目されたほか、城南学園吹奏楽部による記念演奏、記念植樹が行われた。
セレモニーで長居植物園の遠藤光一園長は「これまで培ったノウハウを生かした植物の収集や栽培を通じて、生物の保存に貢献するとともに皆さんが植物との触れ合いに癒やしを感じ、自然を楽しく学べる場所であり続けられるよう、この植物園を守り続ける」とあいさつした。