近鉄百貨店(大阪市阿倍野区)が12月6日、あべのハルカス近鉄本店(同)タワー館地下2階生鮮・日配売場、ウイング館地下2階「ハルチカマルシェ」で近鉄イチゴ「はるかすまいる」の販売を始めた。
「はるかすまいる」は、近鉄百貨店が生産から販売までを自社で担うイチゴ生産事業に参入して、同社直営「いちご農園 はるちかファーム」(大阪府河南町)で栽培した。同社によると、2022年8月に専任チームを立ち上げ、農業を手がける事業者と提携し、生産設備や栽培のノウハウを得て、今冬の販売開始を目指していたという。
今後は本店だけではなく、近鉄百貨店各店での販売も予定しており、来年1月下旬以降には奈良店・橿原店・生駒店で「はるかすまいる」を使ったパンやスイーツを販売する予定。
圃場担当の西口良隆さんは「甘さの中に酸味がある(栽培品種の)紅ほっぺらしい味ができた。自社で作っているので、卸を通さないのでタイムラグがなく、鮮度が良いままで届けることができる」と話す。
価格(サイズにより異なる)は、2Lサイズ=901円、3L=1,080円、4L=1,201円、5L=1,301円。営業時間は10時~20時30分(地下2階~3.5階)。